中国の冷凍餃子について

今、話題なのは中国の冷凍餃子ですよね。

毒入り餃子ニュースのせいで、
スーパーのお客さんがなかなか餃子を購入しないんだとか。

昨日、夕方のニュース番組で、
冷凍ギョーザへいかにして農薬が混入したかの
検証実験を行っていましたよね。

故意を仮説とした上ですが、
封をされた冷凍ギョーザ入りのダンボールに、
真横から注射で農薬を注入するというものでした。

結果は、7割がたの冷凍ギョーザのパッケージに、
農薬が付着しました。

しかも、そのうちの数個は、注射針での貫通から、
パッケージの中身にまで農薬が染み込んでいたんですよね。

混入割合や、実際に穴の開いたパッケージが
発見されている実例と照らし合わせると、
故意である状況が容易に推測できるものでしたね。


しかし、中国側から結論にも聞こえる、
とある見解が入ってきたんです。


中国国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副局長は
中国製冷凍ギョーザによる中毒事件について北京で会見し、

「生産から輸出までの過程で問題はない。
故意の混入の可能性はほとんどない。」

と改めてコメントしました。

その上で、待遇不満を原因とした
従業員の内部犯行説について、

「推測にすぎない」

と否定したらしいんですよね。


従業員の内部犯行説は、確かに推測ですよね。
しかし、故意の可能性を否定する姿勢は明らかで、
中国側の捜査方針も、前提から"故意"が消えると思います。

でもよく考えると、故意ではなくて農薬が混入したのなら、
ある意味、そっちの方が問題のような気はしませんか？

だって、意図が無いのに農薬が混入する国の食品を
どの国が購入して、誰が食べるのでしょう？

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故意の混入可能性を否定＝生産から輸出に問題なし－中国検疫総局が会見・北京
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080213-00000142-jij-soci